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日本語学校 ニュースレター 9月号

1: クラスⅠ 就学前  担当 大関
2: クラスⅡ 小学部低学年  担当 梅畑
3: クラスⅢ 小学部中学年 担当 山田
4: クラスⅣ 小学部高学年 担当 太田
5: クラスⅤ JSL  担当 ペレゴン
6: クラスⅥ AP準備 担当 坂本

9月:新学期

 こどもの家土曜日本語学校の授業は、ハロウィーン,感謝祭,クリスマス,正月,節分,ひな祭り,子供の日,日本文化の学習(2012年度は茶道,2013年度は華道)や発表会などの共通行事を縦糸に、幼児~児童~生徒の言語レベルをひきあげる教材を横糸として展開されています。
 目標は、アメリカで育つ子らの継承日本語力の保持と涵養で、将来、こどもの家の親子に『日本語を続けてきてよかった。』と言っていただけることです。現地エレメンタリー卒業後のアクティビティーは当地で育つ子に不可欠ですので、12歳をめどに小3までの440漢字と日本語の読み書きの基礎を提供します。日本の小学6年生までの漢字1006字の半数以下ですが、日本で生まれ育つ子と同じ漢字の学習で日本語嫌いにするよりも効果的です。この440漢字というのはThe AP Japanese Language and Culture Examの必須漢字410を見据えたものです。AP Japaneseの必須410漢字と日本の義務教育配当は http://jasakura.com/ap410.html をご覧ください。
『毎年、お菓子屋敷をしているけど???』とおっしゃる保護者の方は、下記の(★印)学年ごとの学習目標を読み比べて、新年度の参考にしてください。

クラスⅠ 就学前  担当 大関

日本語と英語は語順が異なりますので、日本語の語りかけに最後まで耳を傾けることができるというのは大切な学習目標であり、日本語の補習を続けるのに不可欠な力です。
・筆圧の発達に応じた筆記用具で自分の名前を丁寧に書くことができる,カードを使った読み取りゲームに参加して濁音を含む日本語に親しむことができる。 
・安全管理上不可欠な日本語を聞いて行動することができる。 
★学校行事に積極的に参加して理解を深めることができる。

クラスⅡ 小学部低学年  担当 梅畑

大根の観察などをとおして成長の喜びや命の大切さに気づく。
・たくあん作りで体験したことをみんなの前で発表できる。
・「゜」や「゛」のつく仮名文字,小さく書く仮名文字を読んで書くことができる,小1の80漢字を正しい筆順とトメ・ハネ・ハライで書くことができる。・実際にしたことを絵日記に表すことができる。
★お菓子の売り買いなどを日本語で実際にできる。

クラスⅢ 小学部中学年 担当 山田

言葉のまとまり「文節わかち書き」まで続けて、大きな声ではっきり読むことができる。(thやRの発音がまじらない) ・小1の80と小2の160漢字を含む15文字程度の短い文を聞いて、マスメのあるノートに書くこと(聴音聴写)ができる。(将来、日本語をタイプ入力して漢字変換できるようになるための基礎) ・体験したことを順序良く(絵のない)日記に書き表すことができる。 
★お菓子の依頼状やお礼状を制作して行事に参加することができる。

クラスⅣ 小学部高学年 担当 太田

言葉のまとまり「文節わかち書き」まで続けて、大きな声ではっきり読むことができる。(thやRの発音がまじらない) 
・小1の80と小2の160漢字を含む15文字程度の短い文を聞いて、マスメのあるノートに書くこと(聴音聴写)ができる。(将来、日本語をタイプ入力して漢字変換できるようになるための基礎) 
・体験したことを順序良く(絵のない)日記に書き表すことができる。 ★お菓子の依頼状やお礼状を制作して行事に参加することができる。

クラスⅤ JSL  担当 ペレゴン

日本語の基礎を英語で学ぶ初級クラスです。中級や上級のクラスは提供しておりませんので、将来的に個人で日本語の学習が継続出来る様に手助けしたいというのが、このクラスの目標です。                                       ・平仮名をローマ字と合わせて、読んで書く事が出来る。
・数詞、時間、電話番号、四則計算等を聞き取り、書く事が出来る。
・簡単な日本語の挨拶や会話や自己紹介が出来る。 ・日本語の歌を聴きながら一緒に歌う事が出来る。


クラスⅥ AP準備 担当 坂本

準備コースという名称ですが、AP受験用のPCがありませんのでクラスでの受験練習は不可能です。クラスではオリジナル教材http://jasakura.com/japanesehistory/ を授業の縦糸にJapanese Language and Cultureの理解を深めます。教材ではAP Japanese の必須漢字と、これまでに習ってきた漢字を使用しています。こどもの家の高学年クラスまでに学習していない89漢字が毎週3ページずつの宿題(短文を作ってE送信)です。生徒が現地のアクティビティーに参加しやすいように(土曜日に欠席しても困らないように)授業内容や宿題はhttp://jasakura.com/k2015/ でお知らせします。    
★日本の体験入学やあさひ学園に行ったことのない卒園生が初めてのAPでグレード5という立派な成績を修めました。