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土曜 日本語クラス ニュースレター 12月号

1: クラスⅠ
2: クラスⅡ
3: クラスⅢ
4: JFL
5: 低学年
6: 中学年
7: 高学年
8: 中学校

クラスⅠ

先月から取りかかった「は行」の学習も12月で終了です。
同時に自分の名前も書けるように練習してきました。書き始めた頃に比べると、
とても上手に書けるようになりました。
また、「た行」の学習後に始めた『ひらがなの本』の製作では、
本の作り方に子ども達は興味津々。とても楽しそうでした。
完成した時の子どもたちの嬉しそうな笑顔がとても印象的でした。
今月は「な行」「は行」の復習をふまえて、ひらがなの本作りを進めて行きたいと思います。
冬休みに入りますが、休み中もご家庭での日本語使用を心がけて下さい。
新学期に元気な子どもたちに会えるのを楽しみにしています!! 
楽しい冬休みをお過ごし下さい。
【担任 中武】

クラスⅡ

9月の新学期には、恥ずかしそうにしていた子もクラスで元気に発言できるようになって来ました。
今月は、様子を表す言葉を学習しています。
色々な様子を表す言葉を使えるようになることで詳しい文章が書けるようになることを
目指しています。
様子を表す言葉をさらに発展させて、反対の言葉もたくさん覚えています。
絵本や手遊び歌も取り入れながら言葉を増やしていきたいと思っています。
【担任 大関】

クラスⅢ

9月末から新しくスタートしたクラスⅢも、12月で1学期を終えようとしております。
まだまだ、ひらがながさっと書けない子ども達もいますが、'ひらがな表’を
片手に頑張っています。
短い文を書く練習と平行してカタカナの紹介をしていますが、
その定着はなかなか難しいです。
また、折り紙ややじろべい作り、磁石遊びなどを授業に取り入れ、
遊びや実験を楽しんでいます。
【担任 梅畑】

JFL

今年初めて参加した”おかしやしき”も無事おえることができました。
ご協力してくださったみなさま、ありがとうございました。
JFLとしては、他のクラスの児童・生徒との合同授業で同年代の日本語に触れることができて
良い体験をしたことと思います。
11月は、”あいさつ” ”自己紹介”をテーマに日本語を声に出す練習をしました。
「大きな声」で「はっきり」と挨拶したり、自己紹介したりという体験は、
簡単なことではありません。
中学・高校生になると恥ずかしさも加わり「大きな声」で「はっきり」とは、
なかなか難しいようです。
そして、日本の童謡をクラスで歌っています。
音楽に合わせて日本語を発することで自然に日本語を感じてもらいたいです。
12月の授業は、1学期の復習を予定しています。 
【担任 山田】

低学年

「うちの子は日本語ができる」と思っている親が多いのですが、
家族以外と日本語を使うということは、子供にとってかなり高いハードルで、
これを越す意味においても“お菓子屋敷”はすばらしい体験学習でした。
ご協力ありがとうございました。
家庭内/外でのジャパニーズの温度差の一因は“耳にする言葉”と、
その“意味の理解”にあります。現地校に入学する前から家族間で交わしてきた
ジャパニーズには問題がなくても、新しい日本語を聞いて理解することは難しいものです。
子供達は今漢字の学習に興味津々ですので「今週はどんな授業だったの?」と問いかけて、
子供の返事に最後まで耳を傾けてやってください。
12月の授業は少ないのですが書道の体験など盛りだくさんです。
詳細は毎週のプリントをお読みください。
【担当:坂本】

中学年

11月は、お菓子屋敷の反省会からスタートしました。
お菓子屋敷は「楽しい行事」だけにとどまらず、年齢の異なる児童と交流・協力しながら、
比較的自然に日本語学習も進めることができたと思います。
お菓子の寄付など、ご協力くださいまして、ありがとうございました。
さて、お菓子屋敷の後は、『ハングリープラネット』学習に戻ってきました。
まず、代表的な食品名を復習し、栄養ピラミッドを導入しながら、
食品のグループ分けを練習しました。
そして、食品のグループ分けをおさらいしつつ、アメリカと日本の食卓の勉強を始めました。
12月は、授業回数が少ない上に、学期末とあって、忙しい月になりそうです。
今年も残り一ヶ月、頑張りましょう!  
【担当:シュリッカー】

高学年

11月は、ハングリープラネットに関連して栄養のことを勉強しました。
食べ物を三色食品群(赤・黄色・緑)に分け、バランスの良い食事がとれているか、
何が不足しているか(取りすぎているか)を判断する練習です。
また、ハングリープラネットの写真教材(1週間の食材の写真)を見て、
それぞれの国では栄養のバランスの取れた食事をしているかどうかも考察しました。
国によっては魚や肉を全く食べないなど、私たちの生活とは違う生活をしています。
その理由も考えました。
家族と過ごす時間が増える冬休みは、日本語を使ういいチャンスです。
日本語で接しておられるご家族は、意識的に日本語を使ってあげてください。
特に、「て・に・を・は」を間違えやすいので、注意してあげてください。 
【担任:宮島】

中学校

恒例のハローウィンお菓子屋敷が無事終わりました。
今の中学部の子ども達が小学校1年生になる前に始まったお菓子屋敷プロジェクトは
すっかりこどもの家土曜学校の伝統になりました。
このプロジェクトは、子ども達にとってはハローウィンの楽しい行事ですが、
日本語学習から見ても、本を読んで覚える学習ではなく、
先生の助けを借りながら自分達で計画し、お菓子を販売し、その結果を反省するという
子ども達主体の学習でマーェティングという内容を学びつつ、
そこで必要な日本語の表現、語彙を学ぶ貴重な機会です。
全クラスが参加するプロジェクトというのは私の知る限りではアメリカ広しといえど、
土曜日本語学校ではこどもの家だけのユニークな学習活動です。
お菓子の寄付のご協力ありがとうございました。
 さて、お菓子屋敷の後は『ハングリープラネット』続行です。
中学部は、各国の平均寿命、肥満率、食の関係を分析していきます。         
【担任:ダグラス】