kodomo No Ie

日本語学校 ニュースレター 9月号


9月:新学期
土曜日日本語学校の授業は、ハロウイン、感謝祭、クリスマス、正月、節分、ひな祭り、子供の日、日本文化の学習(2015年茶道体験)や発表会などの共通行事を縦糸に、幼児〜児童〜生徒の言語レベルを引き上げる教材を横糸として展開されています。目標は、アメリカで育つ子らの継承日本語力の保持と涵養(かんよう)で、将来こどもの家の親子に「日本語を続けてきてよかった」と言っていただけることです。
現地エレメンタリー卒業後のアクティビティーは当地で育つ子に不可欠ですので、12歳を目処に小3までの440漢字と日本との読み書きの基礎を提供します。日本の小学6年生までの漢字1006字の半分以下ですが、日本で生まれ育つ子と同じ漢字の学習で日本語嫌いにするよりも効果的です。
この440漢字というのはThe AP Japanese Language and Culture Examの必須感じ410を見据えたものです。AP Japaneseの必須41漢字と日本の義務教育配当はhttp://Jasakura.com/ap410.htmlをご覧ください。

クラスⅠ 就学前  担当 大関
日本語を初めて習うレベル
日本語と英語は語順が異なりますので、日本語の語りかけに最後まで耳を傾けることができるというのは大切な学習目標であり、日本語の補習を続けるのに不可欠な力です。
筆圧の発達に応じた筆記用具で自分の名前を丁寧に書くことができる。
カードを使った読み取りゲームに参加して濁音を含む日本語に親しむことができる。
安全管理上不可欠な日本語を聞いて行動することができる。
お菓子屋敷をお客さんとして楽しむことができる。

クラスⅡ 小学部低学年  担当 梅畑
小学校低学年レベル
言葉としてのひらがなの習得、カタカナ導入など、クラス1での学習の定着を目指しつつ、文を読むことにも慣れ親しむ。
大根の種まきを始めとした観察学習。
小1ー80漢字
実際にしたことを絵日記に表す。
お菓子の売り買いなどを日本語で実際にできる。

クラスⅢ 小学部中学年 担当 板垣
小学校中学年レベル
言葉のまとまり「文節わかち書き」まで続けて、大きな声ではっきり読むことができる。(thやRの発音が混じらない)
小1の80と小2の160漢字を含む15文字程度の短い文を聞いてマス目のあるノートに書くこと(聴音聴写)ができる。(将来、日本語をタイプ入力して漢字変換できるようになるための基礎)
体験したことを順序良く(絵のない)日記に書き表すことができる。
お菓子の依頼状やお礼状を製作して行事に参加することができる。

クラスⅣ 小学部高学年 担当 大田
小学校高学年レベル
連文節または句読点書きの文を読んで意味を把握できる。
漢字の部首に着目して漢字の意味を推し量ることができる。
小1の80と小2の160と小3の200文字を含む20文字程度の文を聞いて、マス目のあるノートに書くことができる。(日本語の聴音聴写の力とタイプ入力の完成)
ポスターや依頼状、お礼状など目的に応じたものを書くことができる。
縦割り班のリーダーとして下の学年をまとめ『お菓子屋敷』を実施できる

クラスⅤ レベルアップコース 担当 山田
このクラスは、クラス4を終了した生徒、またはそれと同等の日本語力があるとみなされた生徒のためのコースです。
【クラス目標】
日本語を楽しく学び、実際に使えるようになる。以下3点ができることを前提に授業を進めていきます。
・先生やクラスメートと日本語で会話ができる。
・ひらがな、カタカナの読み書きができる。
・小学校3年生までの漢字の読み書きができる。

ひらがな、カタカナを五十音順に読み書きができても、役に立ちません。それはサッカー場でボールを持っている状態です。そのボールをどこにどう蹴るかをクラス4までで学習してきました。このクラスは実践編です。試合に参加して、ボールを敵から守ったり、相手へゴールシュートできるように練習します。
つまり、今まで学んできた日本語を実際に使う訓練をしていきます。
宿題、授業内容などは毎週ホームページで公開していますのでご確認ください。
http://happylife4everyone.jimdo.com