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日本語学校 ニュースレター 

1: 低学年I  担当 大関
2: 低学年Ⅱ 担当 高倉
3: 中学年 担当 坂本
4: 高学年 担当 大田
5: AP準備 担当 宮島

2013年9月号〜2014年6月号

こどもの家日本語学校の補習授業は、ハロウィーン,感謝祭,クリスマス,正月,節分,ひな祭り,子供の日,日本文化の学習(前年度は茶道,今年度は華道)や発表会などの共通行事を縦糸とみなし、幼児~児童~生徒~学生の言語レベルをひきあげる教材を横糸とみなして展開されています。
 目標は、アメリカで育つ子らの継承日本語力の保持と涵養(かんよう)で、将来、こどもの家の親子に『勉強を続けてきてよかった。』と言っていただけることです。現地エレメンタリー卒業後のアクティビティーは当地で育つ子に不可欠ですので、12歳をめどに小3までの440漢字と日本語の読み書きの基礎を提供します。日本の小学6年生までの漢字1006字の半数以下ですが、小4(200字)と小5(185字)と小6(181字)で消化不良を起こして日本語嫌いにするより成果が望めます。この440漢字というのはThe AP Japanese Language and Culture Examの必須漢字410を見据えたもので、こどもの家オリジナル教材もあります。詳細は http://jasakura.com/apj/ をご覧ください。
 『毎年、お菓子屋敷をしているけど???』とおっしゃる保護者の方は、下記の学年ごとの学習目標(★印)を読み比べて、次年度の参考にしてください。次年度の申し込みが済んだ児童でクラス編成をしますので、未提出者はウェイティングリストです。ご了承ください。

低学年I  担当 大関

日本語を初めて習うレベル
(日本語と英語は語順が異なるので、日本語の語りかけに最後まで耳を傾けることができるというのは大切な学習目標であり、日本語の一斉授業を続けるのに不可欠な力です)
・筆圧の発達に応じた筆記用具で自分の名前を丁寧に書くことができる,カードを使った読み取りゲームに参加して濁音を含む日本語に親しむことができる。
・日本語を聞いて行動できる。(安全管理上不可欠)
★さまざまな行事に積極的に参加して理解を深めることができる。

低学年Ⅱ 担当 高倉

小学校低学年レベル
・大根の観察などをとおして成長の喜びや命の大切さに気づく。
・タクワン作りで体験したことをみんなの前で発表できる。
・「゜」や「゛」のつく仮名文字,小さく書く仮名文字を読んで書くことができる,小1の80漢字を正しい筆順とトメ・ハネ・ハライで書くことができる。
・実際にしたことを絵日記に表すことができる。
★お菓子の売り買いなどを日本語で実際にできる。

中学年 担当 坂本

小学校中学年レベル
・日本語としての言葉のまとまり「文節わかち書き」まで続けて、大きな声ではっきり読むことができる(thやRの発音がまじらない)
・小1の80と小2の160漢字を含む15文字程度の短い文を聞いて、マスメのあるノートに書くことができる。(将来、日本語をタイプ入力して漢字変換できるようになるための基礎)
★お菓子の依頼状やお礼状を制作して行事に参加することができる。
・体験したことを順序良く(絵のない)日記に書くことができる

高学年 担当 大田

小学校高学年レベル
・連文節または句読点書きの文を読んで意味を把握できる。
・漢字の部首に着目して漢字の意味を推しはかることができる。
・小1の80と小2の160と小3の200漢字を含む20文字程度の文を聞いて、マスメのあるノートに書くことができる。(日本語の聴音聴写の力とタイプ入力の完成)
★ポスターや依頼状,お礼状など目的に応じたものを書くことができる。縦割り班のリーダーとして下の学年をまとめ『お菓子屋敷』を実施できる。

AP準備 担当 宮島

(高学年クラスの日本語力がついていれば、アメリカの様々なジャパニーズテストに対応できるはずで、あとは生徒本人の自覚と努力次第ですが)現地校のアクティビティーもこなした上でさらに学習を続けたい生徒が一定数を超える場合はJapanese Language and Cultureの授業を提供しています。2013年度のクラスの様子は下記のサイトをご覧ください。
http://jasakura.com/k/2013/

 今年度も子供たちの頑張りと保護者の皆様のご支援のおかげで、6月7日と21日をもって日本語学校終了(6月14日は幼稚園の卒園式のために休校)です。ありがとうございました。
 有意義な夏休みをお過ごしください。9月6日に元気な顔で登校してくれることを楽しみにしています。